アニメ「バキ」は“放送コードをぶっちぎる“、板垣恵介と島崎信長が熱い握手

左から島崎信長、板垣恵介。

テレビアニメ「バキ」のイベントが、本日3月25日に東京ビッグサイトにて開催されていた「Anime Japan2018」内トムス・エンタテインメントブースにて行われた。

ステージには板垣恵介、範馬刃牙役の島崎信長、秋田書店の編集者・横井氏が登壇。先日公開されていたティザーPVが流されると島崎は興奮気味に感想を話し、原作に忠実で過激なシーンも多いことに触れた。

範馬刃牙役に決まったときのことについて島崎は、現在連載中の「刃牙道」を読んでいたと原作ファンであることを明かし、とてもうれしかったと語る。普段ほとんどアニメを観ない板垣は島崎のことを知らなかったそうで、スタッフからすごい人だと教えられたというエピソードを披露した。アフレコがまだ始まっていないということもあり2人は今日が初対面。控え室で熱い握手を交わしたことなどが話題に上がった。

編集の横井氏からはアニメ化の企画が5年前からあったことが明かされ、待望のアニメ化に感慨深い様子。また公開されているビジュアルがスクリーンに映ると、島崎は刃牙の体についた傷を指しながらビジュアルの「バキらしさ」を熱弁する。板垣はアニメーターの絵のうまさをまず褒め、筋肉のテカリに注目して話を展開した。

イベントの途中からはアニメのプロデューサーも登壇。制作が順調であることが告げられる。さらに3つの約束としてスクリーンには「豪華な声優陣になること」「臨場感のある音にこだわり続けること」と映し出され、そして最後に「放送コードをぶっちぎります」の文字が出されると、会場は今日一番の盛り上がりを見せる。プロデューサーは「先生の世界を表現するにあたってこれは気にしてられない」と説明。「その後のことは知らない。すべてやり尽くしている」という発言も飛び出す。この話を聞いた島崎は、原作の登場人物・花山薫の名前を挙げて、背中に刺青を入れ未成年で飲酒するというキャラクターから、“放送コードぶっちぎり野郎”だとアニメへの出演を心配していた。

映像で観たいシーンとして板垣は「5人の悪役の悪辣ぶり」を挙げ、その出来がアニメの成否を握ると話した。最後の挨拶で島崎は「範馬勇次郎の声優はどなたになるのか非常に楽しみ」だと述べ、板垣は「アニメに関しては作る側じゃなくて観る側なので、ともに楽しみましょう」と締めくくった。

※島崎信長の崎は立つ崎が正式表記。

(c)板垣恵介(週刊少年チャンピオン)/バキ製作委員会